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Office for iPhoneを無料でダウンロードして使ってみました。

Office for iPhoneを無料でダウンロードして使ってみました。
10/7にマイクロソフト社が発表した新しいアプリ、Office for iPhoneは、その名の通り、iPhoneでマイクロソフトOffice(Word、Excel、PowerPoint)が使えてしまうすごいアプリです。しかも普通に使うだけなら無料です。もちろんダウンロード自体も無料。(一部機能を使うためにはプレミアム登録が必要)ちなみにiPad用も無料で同時リリースされています。(パソコンの代わりに使えるという意味で需要はこっちの方が多いかも)

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実は以前にもiPhone用にはOffice for mobileというアプリが無料で提供されていて、僕も試してみたのですが、「Wordらしきもの」は使うことはできるものの、作業画面が本家Wordとは似ても似つかず、縦書きなどにも対応していないなど、使いやすさや機能面でいまいちでした。マイクロソフト社のクラウドサービスであるOneDrive上への保存も、常に作業前後のファイルが両方保存されていたりと「実用レベルじゃないな」という出来。そんなわけで結局僕は「iPhoneでWordを使って大学院の報告書やブログ記事をさくっとどこでも書きたい」という望みをひとまず諦め、Wordが使えるタブレットを探しもとめて、前出のSurface2を中古で買うに至ったわけですが(ちなみに中古surface2は今でも無事にバリバリ活躍しており、バッテリーの持ちもきちんと公称通り10時間いけます。中古市場も侮れませんね。)・・・今回のOffice for iPhone は違います。実際にiPhoneにダウンロードして使ってみると、きちんとしたWordの操作感が得られます。
ワード画面.PNG
上の画像はOffice for iPhoneでこの記事を作成中のスクリーンショットです。
画像を見ていただけるとお分かりのように、テキストを打ち込む白紙部分+上部ツールバーという構成でできており、パソコンでWord編集に慣れている人ならば、ダウンロードしてすぐに直観的に使いこなすことができます。ちなみに僕のiPhoneはiPhone4SでAppleのBluetoothキーボードを使って入力しています。
タッチ一つで編集用に文字に近づいた表示(普通にメールを打つくらいの表示サイズ)と、ページ全体を写す印刷プレビュー状態表示を切り替えられます。
ツールバーには、パソコン版と同じ「ホーム・挿入・レイアウト・校閲・挿入・表示」機能が埋め込まれており、普段と同じ環境での作業ができます。例えばホーム機能でフォントの種類を見てみるとおなじみのMS明朝に始まるOffice互換フォントはもちろん、iPhoneならではのiOSフォントも用意されています。僕がほしかった、レイアウト機能の「文字列方向→縦書き」切り替えも可能になっており、縦書きで編集ができるので執筆活動にも使えるのが嬉しい限りです。
一方で印刷の向きを横向きにすることや段組みを2段や3段に変更することなどはプレミアム機能になっており、有料のOffice365会員になる必要があります。
編集したデータの保存ですが、かつてのOffice for mobile ではOneDrive上にしか保存できなかったため、Officeアプリを使うためには必ずマイクロソフトアカウントを取得して(もっともこれも無料でできますが)OneDriveに保存しなければなりませんでしたが、office for iPhoneでは便利に変わっています。例えばdropboxなどのアプリを使っていれば、そちらのアカウントでOffice for iPhoneを使って、保存もdropboxにできるようです。(僕はマイクロソフトアカウントで運用しているので試していませんが)さらにデータをiPhone本体に保存することも可能です。ファイルサイズは15KBとかなので、最低でも16GBあるiPhoneなら容量的にも問題ないでしょう。
OneDrive上に保存したデータに自宅パソコンからアクセスして編集することも試してみました。こちらも形が変わることなくデータを引き継ぐことができ快適な操作感です。しかし、僕の使っているパソコンに入っているのがOffice2007と、だいぶ古いバージョンなのでクリップボードにアクセスができず、コピー&ペースト、カット&ペーストが使えない、ブラワザ上の編集ではなくOS上のWordでファイルを開くことはできない、という致命的な欠点がありました。どのバージョンからこの機能での互換性があるのかは分からないのですが、お使いのパソコンにOffice2013が入っている方なら、OneDrive上のデータにiPhoneからもパソコンからもアクセスしてすべての編集ができるということになりそうです。この点はOffice2013がインストールされている僕のsurface2を使って検証してみようと思います。(自宅「にはWi-Fi環境がないためsurface2がオフライン運用しかできないのです…)また、Excel、PowerPointも使って試したいです。
それにしても、急速に時代が変わっていくことがこういうところからも実感できますね。僕が大学生になったのを機に初めてのパソコンを買ったのが2009年。今から5年前です。何の知識もなかった(初期設定すら分からず購入特典で付いてきた初心者講座に参加した)僕は、「大学生必須のOfficeがプリインストールされています!」という宣伝に迷いなく乗っかり、大学生協推薦モデルを購入しました。プリンターや外付けHDもセットになっていて、PC自体も当時最新のintelcore2Duoを搭載していたため、僕にとってはオーバースペックでしたが、なんだかんだで活躍してくれ、いまだに現役です笑(さすがに不便を感じることも出てきましたが)。当時はOfficeといえば、パックで購入してパソコンに入れるのが当たり前で、結構高価でした。
それは今でも同じなのですが、例えばマイクロソフト製のタブレットsurfaceシリーズにはパソコンに比較すれば格安にも関わらずOffice(RT)が入っていますし、アプリとして入っているので、恐らくアップデートで買い替えることなく最新のものを使い続けられるものと思われます。
この流れをさらに加速するのが、今回も取り扱ったⅰOS向けの無料Officeアプリでしょう。すでにiPad向けのOfficeアプリはアメリカでは有料で提供されていましたが、日本では10/7の無料版リリースまでは閲覧しかできない状態でした。Officeが使えないというこの1点で「iPadかsurfaceか」で迷った僕は後者を選択することとなりましたが、現時点で選ぶとしたら、もしかしたら様々なアプリがあるiPadのほうかもしれません。

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「これからはクラウドの時代だ」とドワンゴ会長兼ジブリプロデューサー見習いの川上量生氏が、ジブリプロデューサーの鈴木敏夫氏との対談で話していましたが、PC一台とOffice環境が縛り付けられているのが当たり前でこれまで何の疑問も感じていなかったのに、こうしてたった一日で自分の使っているiPhoneにいきなりOfficeWordがやってきて、家のパソコンと作業を共有できるように変わったりすると、否応なく新しい時代に自分も参加させられていくんだなあと、一人感慨にふけってしまいました。僕のiPhone4Sもすでに3年使っている結構前のモデルですが、これを買った時にはまさかiPhoneでレポートが編集できる日がやってくるとは考えていませんでした(僕が何も考えていないだけかもしれませんが…)こうなってくると大画面のiPhone6が活きてくる場が開かれたとも考えられます。iPhone+BluetoothキーボードまたはiPad+Bluetoothキーボードという使い方は今後さらに人気になりそうな気がしますね。なんだかんだテキストを書くためだけにノートパソコンは重いというのもあるので。
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