SSブログ

HIKAKIN『僕の仕事はYouTube』を読みました

『僕の仕事はYouTube』を読みました。先日Yahooニュースでも取り上げられていた有名Youtuber、HIKAKINさんの初著作ということです。Youtuberというのは、簡単に言うと、Youtubeに動画をアップロードしてそこから収益を得ている人のことですね。パートナーシップという契約を結び、動画の閲覧数に応じて収入が得られる仕組みです。初期投資がほとんど要らず、リスクも少なく一般の人も始めやすいことから新しい副業、人によっては本業として人気が高まっているようです。

スポンサードリンク


だからと言って、今から普通の人が参入してまともな収入を得ようと思うとかなり厳しいだろうなぁと感じてしまいました。Google、Amazonに象徴されるネット社会では、一極集中とその他大勢という図式が起こりやすいからです。つまり人気のあるサイト、ページに対するアクセスが集中し、その他の類似コンテンツは浮上がほぼ不可能な現状では既にHIKAKINの築いた牙城に対して、同じようなことをやってもあまり期待はできないのではないでしょうか。特にドットコムバブルが終了した現代日本ではネット社会でも格差が起こっていると言われています。著者のHIKAKINさんはYouTubeパートナーのはしりの頃からの先行者であり、さらに、アメリカのTV、CBSニュースに取り上げられるという、前回の記事で書いたリアル世界でのブレークスルーを経験して日本のネット界でもブレークしています。さらにそのブレークから、ブレークの種明かしをしてリアルでの著作出版を呼び込むという正のサイクルに入っています。こうなってくると後続の人間ができることはコンテンツの差別化ですが、関連書籍が出され、Yahooニュースで取り上げられ注目がさらに増し、同じようなことをする人間が急増する今となっては相当バカなことをやるとか、リスクを取らないとアクセスを集めることは難しいと思われます。何事もまず少数でインテリジェントなリーダー層が参入し、その後フォロワー層が大量に流入して陳腐化するとある社会学者が言っていましたが、恐らくYouTuberの世界は今その過渡期でしょう。
なんだか夢のない話になってきてしまいました。だからと言ってもちろん僕はYoutuberはやめたほうがいいなどと言うつもりはありません。工夫と努力次第でニッチな需要を掘り起こせる可能性はもちろんあります。僕自身はYoutuberに参入するつもりはありませんが、先述のリアル社会でのブレークスルーを何かの形で起こしたいと試行錯誤しています。2年前くらいから行動に移してもいるのですが、現実は中々厳しく、まだまだ日常から脱出するめどはたっていないまま、学生が終わろうとしていますね笑

スポンサードリンク


本日発売だった文藝にも載っていましたが、新人賞の受賞には書き始めて最低5年はかかるそうです。動機は不真面目でも何かを実現するためには真面目な継続が必要ということですね。継続は力なり。自戒を込めて。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。